Aは発信者情報開示請求権を行使して、X社に対し、投稿PのIPアドレスとログインタイムスタンプの開示を求め開示認容の判決・決定により開示を受けたとする(甲事件)。その後インターネット接続プロバイダY社に対し同IPアドレスとログインタイムスタンプにより発信者情報開示請求を行ったが、IPアドレスが共有されていたなどの理由により契約者を1名に絞り込めず、Y社への開示請求は認容されなかったとする(乙事件)。乙事件の結果を受けて、AがXに対し、投稿Pの内容を理由としてXが保有する他の発信者情報(電話番号・メールアドレス等)の開示を請求すること(丙事件)が許されるかどうかというのが既判力の概念に関係してて、甲事件の既判力が丙事件に及ぶかどうか、ですな。
既判力は及ばない。問題となる投稿は同じだけど、甲事件と丙事件では争ってる訴訟物が異なる。発信者情報には変わらんのだが。
誰でもサーバを立てて参入できるのがFediverseなので、ヤバいサーバが存在しないというわけではない(ブロック解除しないと訴えると脅してくるようなのもいます)が、削除リクエストを受け付けないというのは数年間やってて見たことがない。もし削除した投稿を保存し続けており消すには金を払えみたいなことを言われたら、鯖缶に言ってドメインブロックしてもらう、ついでに個人としては著作権侵害で訴訟、というのがいいのかな。
地図から消されたムラの大学の悪いオタク。 【言わないとわからない人用注意書き】ポスト内容は大学当局の見解ではありませんし、大学当局の意に沿ったポストのこともあればそうでないこともあります。