#1日1珍車 アヴァンティ・モーター・カンパニー“アヴァンティ” (2000-2006)
悲運の名車、スチュードベーカー・アヴァンティ。親会社の経営難やFRPボディの供給問題などで非常に短命に終わったこの車は、スチュードベーカーのアメリカ国内工場閉鎖まで起こしてしまうことになったが、残された生産設備はスチュードベーカーのディーラーだったレオ・ニューマンとネート・アルトマンが買い取った。そして、彼らは新たにアヴァンティ・モーター・カンパニーとして法人化し、アヴァンティⅡの名前で生産を再開した。ここに、少し変わったアヴァンティの第二の人生が始まったのである。
その後は会社のオーナーも転々とし、コンバーチブルモデルや4ドア追加などをしつつ25年以上も生産していたが、1991年に一旦生産が終了するのであった。
…1995年、ジム・バンティングという男がこのアヴァンティをよみがえらせようと動く。彼はアヴァンティのデザインチームの一人だったトム・ケロッグと手を組み、ポンティアック・ファイアーバードをベースにアヴァンティの現代解釈デザインボディを載せたカスタムカー「アヴァンティ・AVX」を制作したのだ。ベース車の大きく寝そべったガラスに大柄な車体、湾曲リアガラスなどなどとクラシカルな顔にはチグハグ感がないとはいえないが、とはいえアヴァンティ・ファイアーバードどちらも先進的な見た目であるからこのスリークさも悪くなく、確かなオマージュの感じられるデザインはアヴァンティのファンのお眼鏡にもかかったようでこの車はスチュードベーカー車のイベントに展示され大好評を博した。
この人気から、彼らはこのAVXを量産しようと考えた。最終的には、かつてアヴァンティ・モーター・カンパニーを所有していたマイケル・ケリーが会社を買い戻し、1999年にAVX改め正式に「アヴァンティ」として改良版の量産を開始することになった。
このファイアーバードベースのそれはベース車同様Tバールーフ仕様やコンバーチブル版も設定されて、実際それなりに売れたという(300台ほど?)が、2002年、問題が起きる。ベースのカマロ/ファイアーバードの生産終了だ。ベース車が無ければ作るものも作れない…ならば、似たような車を用意すればいい。
というわけで、最終的には見た目はほぼそのままにマスタング・コンバーチブルベースに切り替えて生産するというパワープレイに出るまでになったのだ。とはいえ、元の分厚さが隠せておらず、少しデザイン的には後退とも取れるか。2005年から2006年で僅か50台ほどしか生産されていないという。
ちなみに、さっきの画像はこのマスタングベースのそれだ。
レトロ・リバイバルブームが盛り上がる中、先駆者的な存在とも取れるこのアヴァンティ。しかし、2006年を最後にアヴァンティを名乗るモデルは出ていない。いつの日か、我々が愛嬌のあるグリルレスをもう一度拝める日は来るのだろうか?
RE: https://misskey.io/notes/a09cbpcvzq5k0c6h
例えが独特な鬼上司
「お前らぁ!セックスマシーンのようにせこせこ働かんかい!」
#頭に舞い降りた謎ワード
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すぎっぱはすぎっぱが正解らしい
JH1→HT81S→NCP131→JW5→ZC33S & L235S
発作マグナキッド