余談
ちなみに、エンジンON/OFFを走行中に繰り返すハイブリッドカーは温間時でも油温が40℃程度までしか上昇しません
通常のガソリン車の温間時の油温は90~100℃と言われています(車種によって違う)
つまり、ハイブリッドカーは常に冷間で潤滑させるエンジンオイルにはとても厳しい条件で稼働していることになります
なので、燃費を稼ぐために0Wの低温でも柔らかい粘度が推奨されています
また、銘柄によっては低温でも活性化する添加剤を配合して、ハイブリッドカー向けとして販売しているところもあります(すいません、添加剤については知らないです)
しかし、オイルに混じった水分が十分に蒸発できずオイルが乳化しやすい傾向にあります
まあ、オイルが乳化しているということは水分をオイルが包みこむ作用が正常に働いているということなので、そこまで神経質になる必要はないと思いますが、ハイブリッドカーはそれだけエンジンオイルにとって厳しい環境だということです
オイル管理はちゃんとやりましょう
オイルが硬いと起こる不都合でもう一つ考えられるのが燃費の悪化です
これ、正直わざわざアイドリングでオイルが柔らかくなるのを待つくらいなら、走り出してしまった方が燃費は良いんじゃないですかね?
さっきもお話した通り、冷間時は増量補正が働いているので温間時よりも燃費は悪くなります。走らないでアイドリング状態でただ燃料を燃やしていると燃費は悪化する一方です
加えて駆動系の抵抗。冷間時にエンジンオイルが冷えているということは、当然ミッションオイルやデフオイルも冷えて固くなっています。ということは、駆動系の抵抗が大きく燃費に悪影響です。
駆動系にも暖気が必要ですが、走り出さなければ駆動系の油脂類は温めることができません。
結局、走りながら暖気運転をするのがクルマにとってはベターだとワタシは考えます
JH1→HT81S→NCP131→JW5→ZC33S & L235S
発作マグナキッド