自動車と農業機械いろいろ3
今でこそインスタ映えする派手なスポーツカーでお馴染みのランボルギーニだが、当初はイタリアの片田舎にあるトラクターメーカーだった。創業者のフェルチオ・ランボルギーニは無類のカーマニアで一国一城の主としてある程度の成功を収めた彼はフェラーリを所有していたが、度重なる故障に不満を抱きいざ自分の工場で分解修理を試みるとそこには自社のトラクターと同じ部品が使われていた。そこで彼は愛車に独自の改良を施したところ最新型のフェラーリ以上の速さを誇るスポーツカーに仕上がったことから彼はオリジナルのスポーツカーを製造することを決意する。かくして1964年に初の市販車である350GTが野に放たれた
自動車と農業機械いろいろ4
ヤンマーは今でこそ農業機械と小型の建設機械、発電機と海外向けにバギーを製造するあまり自動車には縁のなさそうな企業であるが、その昔自社技術のアピールと大口顧客である農家の需要を狙って軽トラック初のディーゼルエンジンを搭載したヤンマー ポニーを発売する。ディーゼルエンジンの軽自動車は後にも先にもこれだけである。ちなみに車体の開発は東急電鉄傘下の自動車メーカー、東急くろがね工業が担当した