電磁緩め付きAREブレーキ、資料(電車用空気ブレーキ、野村義夫)を読んだ感じだと2系統の問題がありそうなのでメモ。
(1) 電磁緩め弁動作時のBP内の局所的な圧力変化
・編成内での階段緩めの不均一性をまねきやすい
・階段緩めのためBPを加圧しても、緩め弁のある車ではBP圧が再び下降して再ブレーキがかかる
・短編成では使用しない方が円滑な操作が期待できる
・ブレーキ全緩解時の又込め時間短縮が電磁緩め弁の主目的であって、長編成での階段緩めは期待しない方がいい?
(2)中継弁式としたことによる問題
・A制御弁はもともとブレーキシリンダの圧力を直に制御するように設計されていたのを、中継弁の作用室圧力を制御するように変更
・中継弁の作用室容積はブレーキシリンダよりも小さいので、それに合わせてAR、SRの容積を小さくしたところ、予期しない現象(BP小減圧後の緩解不良、AE車と混結時の緩め遅れ)が発生
余談ですが、
ライセンス上は問題ないと判断できても、社会・コミュニティからバッシングされトラブルとなるケースもあります。
コミュニティから生まれ、皆が大事にしているものについては、事前にリサーチし、敬意を持って接することをお勧めします。
何の気なしに京王重機のストリートビューを見てみたら、なんか写ってた。
https://maps.app.goo.gl/65XB9A4TEjHo2sHo7
インターネット経由でまだ閲覧できないのがつらいけど(NDLの遠隔コピーで入手した)、デッドマン装置の機能分類は次の文献が参考になった。
色々と仕様のバリエーションが多くて、「デッドマン装置」の一言でまとめるのは少し乱暴な気がした。
例)
・デッドマンスイッチ解放から実際に動作するまでの猶予時間の有無
・デッドマンスイッチの操作が必要な条件(力行中のみ、高減速度ブレーキ中以外、常時)
・発動時の作用(力行断のみ、EB動作)
あとは、分類に主眼を置いた論文なので、どの社局がどういう仕様を採用しているかは分からないのが残念。
改造への躍動
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