「子供の頃、読書が大嫌いだった。 友達のAちゃんは真逆で、本が大好きで、成績も良かったから比較されることもあった。 Aちゃんに、「本って何が楽しいの?文字ばっかり、絵もないのに。本を楽しめるAちゃんが羨ましいよ。私も好きになりたい。 でも無理」と話した。 その翌週、Aちゃんが紙をホチキス止めした手作りの冊子を渡してくれた。 表紙には「美味しそうな物語」と書いてあった。 読んでみたら、色んな小説の、美味しそうな料理の描写だけAちゃんが抜き出して書き写してくれていたんだ。 私はお菓子作りや料理が大好きだったから、Aちゃんは「料理の描写なら楽しめるのでは」と考えたんだろう。 赤毛のアンのいちご水、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの中に出てくるお菓子の描写、 宮沢賢治の銀河鉄道の夜のリンゴやチョコの描写、北大路魯山人の湯豆腐の話は今でもはっきりと覚えている。 そしたら本がみるみるうちに好きになった。こんな料理があるんだ、へえー、この料理はこんな風に描写出来るのか! あーわかるわかるこの感じ!と初めて文章に共感する体験をした。」
「3匹の子豚が好きな4歳、自宅が木造と聞いて怯える」https://x.com/omochi3183/status/2042509130985017507
「実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、それがどれほど成功したかを見ると、マルクス主義者でなくてもぞっとさせられる。近代工業化社会の職場が求めるものを満たすために、人間の習慣や価値観を徹底的につくり変える必要があった。生産物ではなくて時間を売ること仕事のペースを時計に合わせること定められた間隔で食事をし、睡眠をとること同じ単純作業を一日中再現なく繰り返すことこれらのどれ一つとして人間の自然な本能ではなかった(もちろん、今でもそうではない)。したがって「従業員」という概念が—また、近代経営管理の教義の他のどの概念であれ—永遠の真実という揺るぎないものに根ざしていると思いこむのは危険である。(P163)」
マストドン好き