[B! 教育] 「義務教育に漢文不要」って主張は「三角関数不要」って主張と同じ
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240302201948
追記で実質的に撤回してるけど、追記でコメントに反応してる通り、そもそも基礎的な読み書き能力である『(PISA型)読解力』を優先しなきゃ意味ないだろってことで文学や古典を減らすって方向になって、それに対して主に保守系の人が反論してる構図がベースにあるので、
この増田の主張風の表現でいうならば、改革前までは「三角関数は必須だから、それと比べたら加減乗除なんてちゃんと教えなくていいだろ」だったのを「加減乗除をちゃんと教えてやらなきゃ、そいつはなんの数学の勉強も出来んだろ」って改めたのがごく最近の国語教育であり、そしたら急激に読解力の順位が上昇した><
https://mstdn.nere9.help/@orange_in_space/112302772916679720
これでいうような緑の部分まで全部やるべきって考え方で、どうやって広範囲に興味を持ってむしろ非実用的な範囲まで学ぶのか?><
自由化・制度改革で先行した英国が抱える課題
低炭素化と安定供給確保のため、市場メカニズムを修正
電力中央研究所 社会経済研究所 上席研究員 丸山 真弘
[pdf] https://criepi.denken.or.jp/koho/journal/eneco/2013/004.pdf
”1947 年に実施された電力国有化...”
"...1987 年 6 月の総選挙に大勝した
サッチャー政権は、1988 年 11 月に電力民営化法案を議会に提出した。
成立した電力法は1990 年 3 月 31日
に施行され、..."
6. 電気事業体制 - 英国の電気事業 | 電気事業連合会
https://www.fepc.or.jp/library/kaigai/kaigai_jigyo/britain/detail/1231572_4785.html
"英国では、1990年に、電力自由化と同時に国有電気事業者の分割・民営化が実施された。それまで発電と送電を独占していた国有の発送電局(CEGB)は発電会社3社と送電会社1社に分割・民営化された。また独占供給を行っていた12の国有配電局も民営化され配電会社となった。"
民営化の話で最近恐ろしかったのは、英国のテムズ川の汚染の話。
私のテムズ川の知識は、「産業革命以降、工場排水などがそのまま流されて汚染されたけど、その後がんばってまたきれいにした」っていうところでとまっていたのですが、きれいになったあと、80年代に水道会社が民営化されて、ちゃんと処理していない下水をそのまま川に流したりすることも起きるようになって、再び危険なレベルにまで汚染されてしまったみたいです。
最近は、水道会社を国営に戻す話もすすんでいるけど、そうするとその会社の巨額の負債を政府が丸抱えすることになるし、80年代に保守党のサッチャー首相がやった民営化が失敗だったと認めることになるし、選挙で保守党に不利になるから、とかで政府はやや二の足を踏んでいる、みたいな報道が出ていました。
こうしたことは、すでにいろんなところ(経団連副会長など)にヴェオリア・ジャパンに入り込まれている日本でも、人ごとではない気がします。
やはり、インフラの民営化をすると、してはいけない「コストカット」をしてしまい、あらかじめ予測できた以上の社会的コストとなって跳ね返ってくる可能性が高いのではないでしょうか。
日本も水道の民営化をこれ以上すすめるのはやめて、鉄道も郵便も再度国営に戻してほしいです。