発表で「hogehoge についてというタイトルで fuga が発表させていただきます」みたいなこと言う人たちマジでいるけど、その言い回しから誰かが何かを得られるんか??? といつも思う。
「hogehoge について fuga が発表いたします」じゃ駄目なんか?
[pdf] https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf
文化庁文化審議会答申の敬語の指針的にも、暗黙に了承を得る場面であれば使うのは完全に間違いとも言えない感じっぽいし、暗黙に了承を得る場面であれば多用してもいいんじゃね?>< ってオレンジ的には思うかも><
「させていただく」は、誤用というよりは、誤用が多い、ということみたい・・・
「させてもらう」が元の形だから、大元は、相手の許可を得てある行動を取る、という形に(「勝手にさせてもらう」みたいに強制的に許可をもぎとることで自分が「勝手に」動くぞ、というのを強調する使い方もあるけど)。
なので、「相手の許可がいるようなもの」でないと「一体誰に向かって言っているんです?」ということに。
「議長を務めさせていただきます」みたいな言い方は、微妙なライン。その場にいる人たちに選択権がないなら「おかしい」し、皆が話し合った結果、「じゃ、○○さんで」となったなら、許容範囲に入る。
議長でなく司会なら、大概アウト(予め司会は、聴衆に関係なく定められていることが多い)。ましてや、「部活でご一緒させて頂いた・・・」辺りになると、意味合い面では、ずれた状態に(まあ、「お前、俺と同じ部活をやっていいぞ」と許可を出した、というなら・・・しかし、まずそんなケースはないわけで)。これが、部活でなく、「前回のプロジェクトで」になると、そこにいる人々との関係性によって、適切になったり、適切でなくなったりするので、結構使いどころが難しい(まあ、敬語だもんね・・・)。
「用意させていただきます」なんかも割とありがちだけど、微妙ラインなことが多そう。
後、敬語って言葉的には重量がちょっとあって、「もたついた」部分があるので、適切に使われないと、うっとうしさが出てしまう。
「用意させていただきます」→「用意します」「用意致します」
必要がない場面であれば、「させていただく」が入らない方が、スマートな響きになる。
他方、元の意味とは違う意味で使われるようになるケースは、山のようにあるので、このまま定着して行けば、「便利に使える丁寧語(本来は謙譲語)」なポジションになる可能性もある・・・かも?
京阪バス 来年春までに16路線廃止へ 運転手不足を理由に|NHK 関西のニュース https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231102/2000079235.html
[B! 生活] 京阪バス路線廃止で利用客困惑「突然なくなると言われても」「年寄りは生きていけない」 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.yomiuri.co.jp/national/20231103-OYT1T50089/
娘の願いを叶えるため妻に内緒で美容室に連れて行った夫、娘の短い髪にショックを受けた妻は家出 : カラパイア https://karapaia.com/archives/52326834.html#entry
これは髪の話だけど、最後の一文を見て また髪の話してるって思った><(?)