フランスの公民・道徳教育の参考資料
続き
" 目標は,どういう形で示されているかといいますと,公民との区別で申し上げますと,道徳教育というのは,学校や日常生活の子供たちにとって具体的な生活に関わる事柄,だから学校生活での関わり,日常生活での人間生活の関わりについて学習するもの。そして,公民教育を通して,より広い社会や世界に広げていくという,そういう流れになっています。そういう点で身近な関わりから世界まで,一つの流れで学習するというのが公民・道徳教育の考え方です。
公民教育で大事にされている価値として,礼儀作法が非常に大事にされています。そして,尊重,人を尊敬することという価値が大事にされています。そして,もう一つは協力です。いずれも子供が身近なところで発揮できる価値となっています。"
続く
フランスの公民・道徳教育の参考資料
続
" 具体的な授業方法ですけれども,特に重視されているのは,やはり討論です。そして,一つの特徴でもあるのですけども,格言を使って指導するというのがフランスで割とよくとられているやり方です。例えば,「自由は無知が終わるところから始まる」というような格言を使って,それってどういう意味なのだろうということを子供たちと一緒に話し合うという授業があります。もちろん読み物資料も使われていますけれども,読み物資料の登場人物とか読み物資料の中身について深く入っていくということはほとんどありませんで,読み物資料はきっかけとして与えて,では,そんなことは君たちの生活の中にないかなと。自分たちだったらどうだろうというふうに,すぐに自分の生活に返しながら学習していくという形で読み物資料は使われています。"
引用(?)終わり><
https://web.archive.org/web/20150127091417/http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/049/siryo/1348200.htm