星を見るのが好きです。
フリーレンはめちゃめちゃ出来の良いアニメ化であって、それらのような熱意の注ぎ方とはちょっと違う性質なのかなと思います。
現代アニメ評みたいなのつらつらと考えていたけど、生存バイアスでは?という気がして筆が止まってしまった。
昔もクソみたいなアニメはたくさんあったし、そもそもクソみたいなアニメを放送する枠すらなかったので現代のアニメの方が出来が良いのは間違いないことです。
作風で言うとメタリックルージュがそれらのフォロワーなのと、ブレイバーンが茶化しとオマージュでそれらの系譜に連なっていると言えなくもないけど、そのくらいです。
表現や作画やキャラデザが劣るというわけではなくて、むしろ今のアニメの方が洗練されているなあと思うけど、アニメオタクが鼻息荒くして見るアニメは減ってしまったなと思います。
攻殻ナデシコと続けざまに見て大満足になった結果、じゃあ今期アニメで後々まで語られるアニメーションあるかと言われるとひとつも無い気がする。流行りとか予算とかそういうの抜きにしても、すごいアニメ作ろうという熱意を注ぐ姿勢が減ってしまった感じ。
You Tubeでナデシコ見たらおすすめ動画にガンダムやらマジンガーZやら期間限定配信アニメがいっぱい出てきて、見ないと損のような気になる。
こういう絵が作りたいという意志はめちゃめちゃ伝わってくるしそれに添える世界設定として悪いものでは決してないんだけど、ストーリーテリングで魅せようという気概は感じないですね。
劇場版ナデシコ、大変見応えのあるアニメーションで大満足だけど、ストーリーはテレビアニメ版と同じく尻切れトンボ感がして、ああナデシコだなあという感じがした。
☁️
今期アニメですら何を見てるか思い出すのが難しい。
面白かったアニメ結構あるしどこが面白かったかの話もしたいんだけど、不思議なことに今まで何のアニメを見たか全然思い出せないんですよね。
キャロル&チューズデイもかなり良かったですね。少なくともオーディション番組辺りまでは傑作でした。全て見終わった後は凡庸な作品に思えてしまうから、やっぱり変に売れようとするではなく最初の路線でいくべきだったと思うんです。
紅殻のパンドラ面白かったけど、面白かったのは舞台設定であって、ファンが求めていた脚本であったかは違うような気がします。
たぶん最近のアニメでナンバーワンはリコリスリコイルかなと思っているのですが、リコリスリコイルがウケた理由を考える度に、もう攻殻みたいなアニメは出来ないだろうなと思う。
そういえばオッドタクシーがかなり本格的なミステリーアニメらしく、初見の絵柄で別に見なくてもいいかなって判断してしまった自分を恨めしく思います。これもそのうち見たいにゃあです。
そういう脚本を書く人材と、そういうアニメを作る予算と需要がないからなのでしょう。
現代のアニメ、映像的にはなんら遜色ないものもたくさんあるけど、いかつい脚本のアニメはほぼ無い気がする。
たぶん総集編ではなくアニメ本編見た方がいいのだろうし、そのうち見たいにゃあです。
思考の /dev/null