実例><(長文) 

ANAのパイロットが書いたこういう小説があって、ある意味参考になるし、ある意味傑作だと思うんだけど、

査察機長(新潮文庫) | 内田 幹樹 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon amazon.co.jp/dp/B01LQ18MGU/

この作品は、意図的に主人公が機長として資質がギリギリ欠けてる人物として描くことで「どうすればいいんだろう」→「こうすればいいのか!」みたいな感じで査察を乗り越えていくことで読者にエアラインパイロットとしての正しい考え方を説明するという作品になっているんだけど、
まず、主人公が資質が欠けているのはある程度舞台装置として仕方がない面はあるけど、設定が現実離れしすぎていて、特に『若いのでハイテク機のシステムを理解出来ないパイロット』という現実とは正反対な設定になってる><; 実際にはベテランパイロットの方がハイテク機のシステムを理解していない人が多い><(受けた教育の違いもある)
こういった問題も現役パイロットから指摘されてる><

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実例><(つづき) 

この作品、オレンジ的に問題視してるエピソードのひとつで、この部分は誤解されると安全上重大なのでネタバレになるけどそのまま書くけど(知らずに読むと危険なので)、
乗客が機内食が足りないと文句をいってるというトラブルが発生した場面で、主人公がパイロット用の食事(クルーミール)を乗客に譲るという話をポジティブに描かれている><

これは安全上重大な違反であり、パイロットの重大な管理事項として血糖値管理があり、パイロットは血糖値の変化による判断力の低下にも対策せねばならず、判断力の維持のために食事をする事もとても重要な任務になっている><
しかしこの作品では「そんな事よりもお客様へのサービスの方が重要なのだ」とストーリーを進めてしまっている><
作者のエアラインパイロットとしての資質を疑うべき問題であるし、オレンジがこういう行動を行ったパイロットの上司であったならば、すぐに降ろして研修させるかも><
参考
IMSAFE - Wikipedia en.wikipedia.org/wiki/IMSAFE

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