フォロー

韓国自動車産業史(古い記憶を頼りに書いているのでところどころ間違ってるかも!)

朝鮮戦争後の1955年、駐留米軍から払い下げられたジープのシャシにドラム缶製の車体を載せた”始発”の登場によって韓国に自動車産業が芽生えた。
庶民の足としてタクシー需要が増加すると多くの自動車整備工場が始発の製造に乗り出し自動車は韓国復興の象徴となる。それに目をつけたのが在日韓国人の朴魯貞、自身のコネクションを活かして日産自動車との提携を取り付け、時の朴正煕政権の後押しもあり1963年にセナラ自動車を設立する。ブルーバードのノックダウン版である”セナラ”を生産する。日本車ベースの高品質なセナラは路上を支配していた簡易自動車の始発を駆逐するかに思われたが、翌年に経営破綻してしまう。多額の工場建設と金鍾泌による強引な賄賂の要求を拒否した朴魯貞が拷問を受けた後に日本へ帰国し失踪など不幸が重なった結果だった。
戦争復興の光であった自動車産業はこのまま潰えてしまうのか……?

つづく

ログインして会話に参加
:realtek:

思考の /dev/null