【ネタバレ】バトル・ロワイアル感想 

山田悠介の小説っぽいあらすじからリアル鬼ごっこみたいなB級ゴア映画だと思ったんだけど、ゴア描写は意外とそこまでではなく(冷たい熱帯魚やザ・ボーイズで慣れてしまったせいもあるが)、なんかこう「出演者が中学生のヤクザ映画じゃん!」ってなった。
監督の深作欣二が仁義なき戦いシリーズを作った人だからということもあるんだけど、近未来物語っぽい設定に昭和のヤクザ映画的構造、これって人も殺さなそうな一般人が出演することでヤクザ映画で普段やってることのエグさを明らかにしてるよなと。
表面だけ読んでも仕方ない、この映画の制作された90年代って学級崩壊で社会問題になってた時期だよね。慣例的に行われてた教育制度が通用しないことが明らかになりつつある中で臭いものにフタをしたい大人たちが「学級崩壊」というワードで責任を子どもたちに押し付けるそんな世相を皮肉ったんじゃないかな?インタビューで「この映画を規制しようとするバカな大人たち」と深作監督は揶揄していたけど、残酷の限りを尽くしたストーリーの果てに最後は「走れ。」というある意味前向きなメッセージを投げるのは深作監督流の反抗?

【超貴重】町山智浩 故・深作欣二監督インタビュー youtu.be/hoBaLPNnWPo

参考

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