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今、あえてMTに乗る理由について考えてみる 

音と振動は運転の楽しさを決める重要なファクターだ。音が良ければ気分がアガるし、振動が自分の体感覚と一致すれば乗っていて気持ちがいい。MTはその音と振動がドライバーの運転操作によって左右される。下手な操作をすればエンジンは死にそうな声でエンストし、クラッチからは後頭部を殴られるような衝撃が伝わる。しかし、ひとたびその調律が合えばクルマとドライバーのシンフォニーが始まる。ドライバーはクルマの声を聞き、クルマはドライバーの意思通りのスムーズな走りを披露する。
クルマが走るという事象に自分が介在する要素が増えることで楽器を演奏するような創造性を感じられるのかもしれない。あるいはクルマとのコミュニケーションか。一人きりの車内にはクルマと自分の二者が確かに存在するように思える。

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