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ロータリー駄文 

マツダ 心を燃やす逆転の経営という本を読んでいる。
初代アテンザの開発主査を努めた金井誠太氏がフレキシビリティ生産やスカイアクティブアーキテクチャについて分かりやすく解説している。

フレキシビリティ生産とは多くの車種の設計を相似形にすることでラインナップ全体の商品性を高めつつ、多くの車種を同じライン上で生産できるようにして効率化を図った方式だ。
ガソリンもディーゼルも同じ設備、同じ工程で生産できることは理想的な生産方式に見えるが、そこから外れる突飛なクルマの生産には当然ながら対応していない。その突飛なクルマとはロータリーエンジン車のことではないだろうか。
フレキシビリティ生産に対応できないクルマとなれば専用ラインを作るほかない。しかし専用ラインを作って採算ラインに乗せられるのか?本書を半分ほど読み進めていくとマツダがロータリーを辞めた裏側にはそんな葛藤があったのではないのかと考えずにはいられない。
やもするとマツダのブランディング路線はロータリーを搭載したフラッグシップスポーツカーが登場する伏線かもしれない。

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