おすすめ入門車 #1 

ダイハツ ミライース /トヨタ ピクシスエポック / スバル プレオプラス (LA300)

「第3のエコカー」が開発コンセプト。ハイブリッドなどの高価な飛び道具に頼らずリッター30kmを達成し、795,000円~という低価格で大きく注目された。
型落ちとなった初代の中古車は今や乗り出し18万円から買え、実燃費はリッター20kmほど、軽自動車なので税金や保険料も据え置きで維持できる驚異のコスパマシン!
車が必須な層のためのインフラカーとして開発された同車の装備内容は徹底的にシンプル、ぜいたく装備満載が当たり前となった現代の軽自動車にしては拍子抜けするくらい装備は必要最低限。エンジンも非力で、高速の合流や信号待ちからの加速ではあくまでも街乗り用ゲタ車だと実感させられる。加速は死ぬほど遅いが、制限速度内でエンジンをブン回せるし、車重が軽いので峠の下りはすこぶる楽しい(?)
廉価でエコな移動手段としてこの世に生を受けたミライース、豪華志向で価格高騰が進む軽自動車の中で数少ない良心だ。今日もどこかで健気に走る
youtu.be/yQ5W0BLIne8

トヨタ MR-S おすすめ入門車 #2 

中古車相場: 26~740万円

SW20型MR2の後継車として開発されたミッドシップ2シーターオープンカー。エンジンが2000ccターボのMR2から1800ccノンターボ(NA)に変更されたこと、シャシーを始めとして多くのパーツをコンパクトカーと共用したことでMR2からランクダウンしたと誤解され中古車価格が安いのがポイント。
しかし重量が重くなり、ハイパワー化した故に操縦性がピーキーになってしまったMR2の反省からターボを辞め低速からのトルクに優れ、パワー特性が素直なNAエンジンに変更、重量も300kgダイエットしたことにより忠犬のように素直な操縦性を実現した。そして軽量な車体とエンジンを車体中央に配置したミッドシップレイアウトならではの重量バランスの良さも相まってスポーツカーらしいキビキビとしたハンドリングも健在だ。
スポーツカー不振により2007年に生産終了。今後価値が見直され中古車相場が上昇する可能性のあるだけに、比較的新しい年式で安く手に入るうちにおすすめしたい1台だ。
youtu.be/oH6hS8II_uY

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日産 リーフ(ZE0) おすすめ入門車 #3 

中古相場:32~215万円

2010年にi-MiEVに続いてデビューした第二の量産EV。メーカーが3000ccガソリンエンジン並みと自称するモーターはCMのように180SXを打ち負かすのは難しいが、初動から最大駆動力を発揮するので強烈な加速感が味わえる。満充電からの航続距離はバッテリーの劣化を勘定すると、良くて100km前後、ドライブの際は充電スポットの確認が欠かせない。
バッテリー劣化が心配されてるせいもあって中古車は30万円台から買える。手軽にEVライフを始めたい人にはむしろチャンスと言っていい。前期型はバッテリーの熱対策が不十分だった故に劣化が速い傾向にある。中古車を買うならバッテリー性能が改善し、装備も充実している2012年11月以降の中/後期型がおすすめだ。相場も前期型と変わらない。それでも不安なら新車から5年、走行距離が10万km以内の個体を選ぶといいだろう。バッテリー容量保証が効くので万が一のときは無償で交換できる。もっとも、その条件だと80万円以上は覚悟しないといけないが…… 

スズキ アルト おすすめ入門車 #4
中古車 21.9~288万円

 スズキが世界に誇る隠れたワールドカーがスズキアルトだ。安価で維持のしやすい足という発売当初から掲げるコンセプトは今なお揺がず、現在まで日本、インド、パキスタン、ハンガリー、中国など多くの国でマイカーのある生活の実現に貢献してきた。
 現行型アルトは走行距離の少ない中古車が50万円以下から買え、アルトバンVPなら自動車税が4,000円で済んでしまう驚きのコストパフォーマンスが魅力だ。ラインナップも豊富で、機能を絞った質素なバンからターボエンジンを搭載したスポーツモデルまで用意されている。もちろんATとMT、二駆と四駆、さらには自動ブレーキを選択することも可能だ。610kgの軽い車重は運転好きも満足できる身のこなしの軽さを披露する。シンプルに移動の相棒にはバンのVP、生活を彩るオシャレなアイテムとして乗りたいなら乗用モデル、手軽に刺激的な走りが楽しみたいのならターボRS、硬派に走りを極めたいのならワークスという選び方も一興かもしれない。

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