death☀️greetsmewarm𓃠 @[email protected]

本の読み方として、時間が経ってから読み直すと読んだ時とは受けとるもの、感じ取れるものが変わってくることがよくある。これは映画や音楽でもそうだけど、ルポルタージュ的な書籍の場合、個人的な感想だけではなく社会的事実、時には法理の前提までもが変わることがあり、結論が出たものとされるものの再検討が始まることも、よくある。それは人文でも科学でも同じであろう。

さて、昨年末に読んでない人からの強烈な抗議が大きな原因となり出版中止に話題になったシュライアーのIrreversible Damage。3年前に出たEconomistやTIMESがyear of The Bookに選んだ、診断ミスに端を発した医療過誤、薬害、児童虐待に関するベストセラーだが、私が読んだのは一昨年になるけど、今読んだとしても情報は古いし、出版後世界情勢は激変し「今」を知るには少し情報が足りていない。読んだ当時、体験者家族たちの話が生々しく、その部分に関しては今も鮮度は全く落ちていないのだが、こうした医療過誤、薬害が起きた原因としてあげられている仮説部分の突っ込みがかなり弱いなと思っていたんだが、ところがである。2024年の今、この本を読み直すと当時とは違う意味合いが出てくるのが面白い。

複数の人間が集まれば自ずと摩擦は生じるのだから建物の間取りとかのハード面とシステム的なソフト面で減らすって事は幾らでも出来る筈なんだけど何故かやらないよね　話し合いで解決！とか、強い人の言いなりになるしか無い

支配搾取虐げが趣味の人がどんな組織・集団においても力持ってるから人間同士が接触する事によって発生する摩擦の頻度を減らす方法は幾らでもある筈だけどやらないんだよね

「『あの子もトランスジェンダーになった』刊行中止についての諸説」、火力強めで書きました。

>抗議者たちが自分で読みもしない本に「ヘイト本」だとレッテルを貼って、具体的な指摘もなく差別だと吹き上がり、ハッシュタグをトレンド入りさせ、KADOKAWA本社前のデモを企画するなどの圧力をかけておきながら、いざ刊行中止になったらさまざまな言い訳をして、あくまでも決断を下したのは出版社などと無責任にしらばっくれていた様子に、わたしは心底あきれている。
>自分らのしたアクションが出版中止という形で実を結んだのだから、堂々と胸をはって誇ればいいものを。

https://note.com/000gwen/n/nc278af08ccdd

なんか「カナダでは生活保護申請より安楽死申請のほうが通りやすい！」なるトンチキ言論が日本メディアに登場したらしいけど、そんなわけあるかどうか普通に考えて分からないものなの？