脱線して犬種の話を続けますと
例えばダックスは100年前と比べるとあまりに極端に短足になっており、かなり身体に負担があるという現実をもとに動物福祉の観点から最近はそれをやめようという向きがある。
シャーペイやバセットハウンドという犬種は皮膚がだるだるのゆるゆるが特徴でそれが極端に強化された結果、常に結膜炎だったり皮膚炎だったり構造的な持病をたくさん抱えている。ので欧州では今後は皮膚のたるみを制限する方向に公式ルールが変わった。
コーギーの丸いおしりは生後まもなく断尾して作っている。ドーベルマンは垂れ耳を立たせるために切っている。そういったものは犬種ができた頃には牛追いの時に尻尾を踏まれないため等の理由があったにしても現代ではただのフェチでしかないので一律やめていこうね、が現在地。アメリカはものによって抵抗してたような気がする。日本ではまだ犬オタ動物福祉界隈の間にしかない意識だけど、世界はそう変わってきている。
見た目に関わらない部分でも遺伝病の蔓延と固定化が明らかな犬種もあるので、今後そういう不健全な部分をいかに解消していくかが犬界隈で起きている変化ですね。脱線話なのでオチはない。
死は不幸ではない 生は幸福ではない