「ここで「超正常刺激」という概念を紹介したい。ノーベル賞を取った動物行動学者ニコ・ティンバーゲンの有名な実験がある。鳥の巣に、本物の卵と、ありえないほど巨大で模様をド派手に強調した偽物の卵を並べて置くと、鳥は本物そっちのけで、抱えきれもしない偽卵のほうを必死に温めようとするのだ。自然界に存在しないレベルまで人工的に強調された刺激を食らうと、動物の本能は誤作動を起こし、偽物のほうを優先してしまう。これが超正常刺激だ。
推しというのは、要するにこの「偽物の卵」である。」
思考の /dev/null