「これ、まとめたゴーストライターの人の腕が良かったのだろうと思うのですけれども、長谷川理恵がいかに外見だけを磨き続けてきた女性であるか、中身が如何にアレか、そしてそういう長谷川理恵に群がる男たちの下衆な感じがまた素晴らしくて、やはり男の側も長谷川理恵に飽きて「捨て」ていく過程がゴリッという読書感覚と共に深く深く突き刺さるんですよ。 タレント本はまあ普通に読むんですけれども、一読して「うわ、これはヤバイ」と思える本は本当に久しぶりです。私が精神的に後ずさりをするほど脳みそがヘリウムでできた女性の一大叙事詩であり、本物の「美人だが馬鹿女」という言葉が相応しい内容に驚愕の連続です。ほぼ人生の全編が芸能ゴシップであり、ワガママと勘違いであり、物欲と肉欲とで構成されているあたりが、余すところなく綴られていて、これは一周回って本気で名著だと思うのです。これをまとめたゴーストライターは本当に偉い。誰だか分からないけど。」http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/06/post-bdd2.html