「一方で、持つものも同じようなことをできる。
貧乏人は努力が足りないからだ、ブスは醜い心が顔に出てる、といった非難や、俺みたいな勝ち組は、とか、私は何もしなくてもモテる、とかいう傲慢。
この持つものと持たざるものの考え方は何も変わらない。誰かの描いた価値観の矢印の上に立っていて、なにか意味があると思っていて、自分の立ち位置は固定しているように思っている。
持たざるものが何かの拍子で持つものになったとき、人はどう変わるだろうか?おそらく、卑屈なやつは傲慢なやつに成り代わる。自分がこれまで散々非難してきた醜いやつに自分がなる。」