「通常の護身術の本には、相手からのアタックに対してどう対処するかが書かれています。 普通の護身術のテキストは、武術家が書くからでしょう。いきなり武術の簡単な手法が語られる。 しかしこの本は違います。 襲って来る相手は、獲物をサーチングし、ターゲッティングし、それからアタックするので、まずサーチングされないことが重要だと、話が始まるのです。 特に女性を狙う加害者は、「露出度が高い服を着ていたから」とか、「顔が可愛かったから」という理由で被害者を選ばない。最も弱そうだから狙うのだという説明は、情け容赦のない現実を指摘しています。だから狙われる一番弱い個体になるな、と。 実際的ですね。 性犯罪のほとんどが顔見知り間で起こるという事実の指摘も、嫌になるけれども現実です。 本当に役立つ事だけが書かれています。 若い女性は、ぜひご一読を。生涯にわたって役立つと思います。」