アナログ信号だとしてもそれを解釈して映像として写すためには何らかの計算は必要になりそうに思った

@syuilo ブラウン管テレビにおいては、一瞬一瞬に光点を1ヶ所出すのが限界なので、その光点をブラウン管全面に振る信号をテレビ内部で生成していました。電波やベースバンド信号で与えられる入力信号は、白黒テレビ時代は、光点の明るさと光点を振る信号生成回路への初期化信号を含んでいました

@syuilo カラー化するにあたり、白黒テレビとの互換性を保つために信号スペクトラムの隙間に位相変調をして押し込むという手段を発明します。RGB信号を計算し、白黒テレビで表示できる輝度信号 (Y), 色づけのための色差信号 (I, Q) を生成します。さらにこのI, Qが基準色からどれだけズレているのかを計算、つまり位相変調して輝度信号と混ぜ合わせるのです。これはアメリカや日本で使われているNTSC方式の手法ですが、欧州で使われるPAL, 東欧・フランスで使われるSECAMも似たようなものです (色差信号の混合前の計算異なる)

@syuilo かように1つの伝送路に3本の信号を混ぜ込んでいるので、ドット妨害やクロスカラーが起きる、というのはおいておいて、受信側では基準信号かどれだけズレているのかを計算し、Y, I, QからR, G, Bの信号を再生成して1ヶ所の3色からなる光点として表示するわけです

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@syuilo EDTVやEDTV-II (ワイドクリアビジョン) の話は省略でもいいですよね?

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