レーガンは「ブロック経済はよくない。関税は仕方なく(日本に対する)制裁として一時的に行うものであって、それ自体はブロック経済的であるし、世界恐慌の時に最悪の事態に陥った原因でもある」(意訳)という趣旨の事をスピーチで述べていて、そのスピーチ音声をカナダのオンタリオ州は、関税戦争批判のテレビCMに使った><
このレーガンのスピーチを否定するとなると、世界恐慌時に起きた関税によるブロック経済化を肯定する事になるし、当時、日本が関税による保護主義であった事を否定する事も難しくなる><トランプはこのオンタリオ州CM問題に嚙みつくと「結局の所、関税によるブロック経済化(保護主義)は、良いのか? 悪いのか?」という事を明確化する必要が出てくる><
もし、トランプが高い報復関税を両者とも関税が低くなる事を目的としておりつまり一時的なものであるとしてとらえるのであれば、まさにレーガンのスピーチがそういう趣旨のものであるので、オンタリオ州のCMにキレる必要はない><逆に、トランプが一時的ではなく保護主義的なブロック経済化を望んでいるのであれば、レーガンのスピーチ内容は敵対的なものであるけれども、そうなると相手国がアメリカに対して関税をかける事を肯定する必要があるし、レーガンの時代の日米貿易摩擦の日本の保護的な状況も正しいことになる><
思考の /dev/null