秦川/BYD フライヤー (2001-2008)
BYD初の市販車
今やテスラを抜き、世界一のEVメーカーとして注目を集めるBYDであるが、その自動車事業の出発点は意外な車と縁が深かった。
蓄電池メーカーだったBYDは2003年に西安秦川汽車を買収し、BYDオートと名を改め本格的に完成車事業へ参入した。西安秦川汽車時代に製造していた車種を引き継ぐ形で販売開始されたのがBYD フライヤーである。この西安秦川汽車、元々はCA71スズキ アルトのライセンス生産を行っていた工場の一つであり、西安 アルトという名前で1992年から生産していた。アルトからの代替車種を模索する中でアルトのプラットフォームに独自の車体を被せたフライヤーを2001年に発売した。ボディパネルの大半を独自に作り直したことで、原型となったアルトの面影は全く感じられない仕上がりだ。
BYDに改名後も改良が続けられ、地方都市を中心に好調なセールスを維持し続けた。後継のF0(トヨタ アイゴのコピー車)がデビューする2008年まで生産が続いた。
アルトの存在なくしては、今日のBYDの躍進も無かったかもしれない。
@nezuko_2000 They were very blatant—Zotye was still copying Japanese cars in the 2010s (the Zotye Z100 was the Maruti Suzuki A-star, and the Z300 was the Toyota Allion). I need to check if they are still being made, but I don’t think so.
https://autocade.net/index.php/Zotye_Z100
https://autocade.net/index.php/Zotye_Z300