フォロー

chinacarforums.com/threads/faw

autoreview.ru/articles/avtoryn

というわけで、このピンクカーの正体は天津 7101EMLという中国車で
なんと、骨格とドアパネルはG100シャレードソシアル、前後の灯火と(多分)バンパーとトラックリッドはトヨタ プラッツ、その他の外板パネルは自前設計のキメラカーでした

このキメラのおばけが生まれた詳しい経緯は不明ですが
そもそもこのクルマは中国の天津汽車という自動車メーカーがロシアへの輸出の可能性を探るために現地の展示会へ出品した試作車だそうで
いざ出品してみるとドアモールの長さが不揃いだったり、新車にもかかわらず車体の塗装が所々剥げて錆びていたりと
現地のメディアから「(ロシアの)国産車でもここまで低品質じゃねーわ!」と言われる始末
ロシアでの市販も検討されたそうですが、結局この一台でお蔵入りという幻のクルマ(?)でした~

ちなみに、7107EMLを制作した天津汽車は1980年代にダイハツと提携してシャレードとまゆげハイゼットをライセンス生産
前者は夏利(シャーリー)というブランド名で中国を代表する国民車として愛され、後者は黄虫という相性で、黄色に塗られたタクシーが都市部の道路を埋め尽くした程でした
2000年代に入るとトヨタと提携し、SCP10ヴィッツとプラッツを夏利ブランドで生産開始(シャレードもデザインを変えて生産継続)
そのような中で、夏利の古臭いデザインを誤魔化s……リフレッシュする目的で有り物の外装パーツを流用して生まれたのが先程のキメラが出生した事情と思われる
中国車って面白いね

ログインして会話に参加
:realtek:

思考の /dev/null