電磁直通空気ブレーキも繰り返しブレーキで効かなくなることがあるという話

…というのを103系とかが走っていた当時のMが教えてくれたという事例で、某線で満員のJR103系で待避線に入るために制限45km/hで一度常用最大に近い制動をとったところ、応荷重装置が一杯まで作用していてSAP圧=BC圧という状態になっていた。

で、分岐制限の手前で弛めた後、停車ブレーキで間もなく再度常用をかけたところ、元空気ダメ(おそらくはMRPから分岐している供給空気ダメのことと思われ)の圧力が低下していてBC圧力が思ったように立ち上がらず、なにせ2回目の低速からの制動なので電制も全然立ち上がらず、相当焦ったという事例があったとの由。

応荷重が作動していてBC圧力が高くなる状態で、常用最大に近い制動をとったので供給空気ダメの空気消費量が多く、かつあまりに短時間でCPからの供給が追い付かなかったもののようだが、電磁直通でもこんなことが起こるので舟漕ぎブレーキはやめようということでした。この時は多分、なんとか停まれてはいるのでしょうが。

@AncientCapital 中継弁式だと、非常ブレーキを掛けても状況はあまり良くならないんでしょうねぇ。
完全に別系統の直通予備ブレーキが必要になる事例のような気がしました。

@[email protected] 供給元の圧力が下がっているという意味では状況が変わらないですよね。

別案件ですが、出庫時に急ぎ過ぎて圧力を十分込めないまま本線に出たところ停止信号が出ていて、直通予備を引いた同僚がいたとも聞きました。これは形式わかりませんが、別系統のブレーキがあるのと無いのとでは咄嗟の時の保安度はやはり違うというのが実感ではあるようです。

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@AncientCapital 仰せの通りと思います。

直通予備Bって、富士急の事故みたいな極端な状況で使うものと捉えていましたが、もう少しカジュアルな場合にも必要なるのかと思いました。

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