自動空制の列車が途中分離した時、制御弁の個体差や先頭車から近い側で分離した場合とかで、先頭側の方がブレーキの反応が良かったりすると分離した後続車のブレーキ効果が遅くて追突しないか?と思ったりはするのだが

先頭車の運転台が運転位置あるいは弛め位置だとMRからBPに圧縮空気が供給されるので制動発生が遅れるから問題ないということだろうが

・もしたまたまブレーキ弁を重り位置にしていて、例えば10両編成の1両目と2両目の間で分離した場合、BPの長さの違い(≒連結した全車の制御弁で非常位置をとるために必要な排気量の違い)で1両目のBP排気の方が先に終わる+1両だけ制動なので、やはり2両目以降の見かけのブレーキ効果が遅く、追突にならないか?

というのが昔から疑問で思っている。

@AncientCapital 自信はないのですが、連結器が分離してBPが切断される時点で、編成前側と後側の速度差と距離がある程度開いているはずなので(速度差0ならそもそもBPが千切れない)、多少後側のブレーキが遅れたとしても問題にならないのかも知れません。

いくつか動画を見たのですが、どれも後ろ半分が先に停車している感じですね。(前提条件が色々違うとは思うが)
youtube.com/watch?v=FGkW6sKSXD
youtube.com/watch?v=OSEPQHQLKB

余談ですが、手元の資料だとK弁の非常ブレーキ伝達速度は80~90m/sだそうです。

@[email protected] なるほど、そもそも速度差があるので…という部分は失念していました。

気になっているのは正にその、100両編成用として開発されたというK弁車での長編成の場合などで、伝達速度もさることながら非常制動でBC圧が上昇しきるまでも3秒くらい必要だったと思います。

これがマイルトレインのレベルになると、もし貨車側が全車外れたとして、全制動がかかるまで概算20秒くらい掛かることになるので、幾ら5,6km/hほど前が速かったとしても、どう考えても機関車側の方が先に非常制動がかからないか?というのが懸念点なのです。

まあ書くより前に、某氏みたくMRやBPの各容量と流体速度を設定して数値シミュレーションすれば分かるのかもしれませんが…

ちなみに5年以上前ですが、ロシア語圏と思われる非常制動試験?を機関車側から撮影した動画に偶然行き当たったことがあり、BPが引きちぎられた後に後続車の制動効果が少なくて停車前に再連結した映像を見たことがあります。制動試験のようだったので、意図的にそういう条件にしていたのかもしれませんが。

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@AncientCapital 確かにBC圧が上がりきるまでのタイムラグは考えないといけないですね。BCの立ち上がりは機関車側の方が早いように思います。
BP切断時の速度差や連結面間隔によって状況が変わってきそうなので、ちゃんとしたシミュレーションで検討が必要に思いました。

ロシア圏の動画ですが、多分同じものを自分も見た覚えがあります。

@AncientCapital 色々探していたら、中国のグループによる自動空気ブレーキのシミュレーションという論文が出てきました。(2022年12月出版)
まだ全然読めていないのですが、すべり弁式制御弁の説明や、150両編成での非常ブレーキ時のBC/BP圧力推移など、なかなか濃い内容のようです。
link.springer.com/article/10.1

また、こちらもたった今見つけたものですが、編成分離時のECPブレーキ挙動を評価or試験したと思われる論文も出てきました。(こちらは2017年出版)
nap.nationalacademies.org/cata

@[email protected] ありがとうございます、これは腰を据えて読み解けそうな素材ですね。

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