@AncientCapital アメリカ運輸省の "Passenger train equipment review report - Vol. 2" なる資料に行き着いたのですが、p. 1-22に「”カルダン”シャフトとは、両端にフレキシブルカップリングを持ち、一定の範囲での入出力軸間のミスアラインメントに対して等速度伝達を実現するシャフトを指す」的な一文がありました。
https://railroads.dot.gov/elibrary/passenger-train-equipment-review-report-volume-2-propulsion-system-components-and-future
駆動機構の実例もいくつか紹介されていて、上記の条件を満たしていれば継手の種類によらず「カルダンシャフト」とのキャプションが付けられている印象でした。(設計者の意図ではなく、このレポートの著者の判断という可能性も否定できませんが)
なお、p. 1-24にWNドライブの解説があるのですが、WNカップリングは「カルダン」ではないという解釈のようです。
@[email protected] いくつか周辺文章も読んでみました。ASEAスタンダード駆動の部分にもCardan shaftが出てきますが、クラウンギアとスプラインで変位を吸収する構造であること自体はWNと同じなので、特殊形状のギアカップリングであること自体はCardanの要件に入るものでも、除外する要因でもないように思えます。
ただWNがクラウンギア間の動力伝達は外筒を介するのに対して、ASEAスタンダードはシャフトで行っています。「軸の端部」に変位吸収可能な動力伝達機構があるものが、Cardanという概念であるような気がします(両端、とすると自在継手=Cardan jointの慣用から外れそうなので、あくまで端部と書いています)。
今のところは