「「自分のAI研究者としての賞味期限はあと1年だと思う」 ただのリサーチャーではない。世界を驚かせたとあるAIモデルの開発に携わり、今もとある技術の研究チームを率いている研究者だった。いろいろ聞いてみたが、まあものすごい業績を上げている方であった。おそらく人類トップレベルのAI研究者であるその彼が、自分自身の仕事は、近いうちにAIに置き換わると考えていた。 これが彼だけの特別な考えというわけではないことは、さまざまなインタビューを行う中ですぐにわかった。複数の研究者が、AGI開発をすでに「終盤戦」と捉えていた。 AGIとは、幅広い知的な仕事を人間と同等以上にこなす汎用人工知能を指す。シリコンバレーで今回取材した研究者の間では、残り1〜2年で「AIの研究開発が自動化してゆく」という一定のコンセンサスがあった。」