「吉田の名を歴史に留めた事件のひとつに「バカヤロー解散」がある. これはネーミングが悪い.イメージをミスリーディングする. 「バカヤロー解散」というからには,傲岸不遜な吉田茂がマイクを手に議会の壇上から大音声を張り上げ,「バカヤロウーーーーーー!」と叫んだかのように子供達は思う. しかし実際は,野党の西村英一があまりにくだらない質問を続けるので,議席に戻るときに「小声」で「バカヤロ」と呟いたのをたまたまマイクが拾ったというだけのことで,今見ると 「なんでこれが大問題になって議会を解散しなければならないんだ」 と怒りたくなるようなものだったのである.」