「人間以外の動物は、体内でビタミンCを作れるらしい。人類は太古の昔、体内でビタミンCを作れなくなってしまうウィルスに感染したことがあり、これが大流行したらしいのだが、実はこのウィルスは他にも何かしら有益な変質を人間に与えていた。このため逆に、感染しなかった健康体は絶滅したが、感染したミュータントは生き残り今に至るそうだ。アフリカで見られる鎌形赤血球という遺伝病は、人間に重度の貧血などの非常に悪い影響を及ぼすが、実はマラリアに感染しないという特徴も有している。このため、アフリカのマラリアが多くて通常の人間はとても住めないような場所では、遺伝的に鎌形赤血球が多い部族が住んで繁栄してるそうな。」