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「ウクライナに侵略戦争を仕掛けたプーチン氏は国力を消耗し、影響力を弱めた。ロシアが大国として甦る可能性は恐らくこれから何世紀もないだろう。深い泥沼に沈むロシアを尻目に力をつける中国のこのような立ち位置を、80年前に予言していたのが地政学の泰斗、ニコラス・スパイクマンだ。

オランダ生まれのスパイクマンはアメリカに移住し、1928年に35歳でイェール大学の教授となった。彼はユーラシア大陸における中国(蒋介石の国民党)とソ連(スターリンのソビエト政権)にアメリカはどう対峙すべきかを考え続けた。結論はアジアで日本と同盟を結び、欧州では力を失ったイギリスに替わってドイツと結ぶべきだというものだった。

右の指摘は日本が1941(昭和16)年12月8日に真珠湾を攻撃した直後のものだっただけに、米国内で強い反発を受けた。しかし彼は地政学的に見て第二次世界大戦後の米国の主要な問題は、日本ではなく中国になるだろうと繰り返した。」

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