「その年の忘年会に、新人君はもういなかった。私が関係していない案件の、とあるデスマーチに巻き込まれて、それでいなくなってしまったということだった。あの新人君がEmacs使ってたの、君に憧れてたからだよ、とそこで聞かされて、人が辞めるのが、若者が消えていくのが、当たり前の会社にしか居場所のない、ただ生き残っているだけのぼんくらの私に?、自嘲するように笑うと、それからずっと酒が苦くなった。」
思考の /dev/null