ijsの完全なコピーを作れたところで、ijs(オリジナル)からの連続性がないと思うの。コピーはijs(オリジナル)の記憶を引き継いでるが、ijs(オリジナル)は従来通りの苦を受け続ける運命を逃れることはできない。
ただ現状は、リアルに苦しめられるリアルのijsが消えれば、バーチャルな存在になることで自由を得ようとしたijsも消える。だから逆にそこで迷いが生じなくてよかったんだと思う。
ただ、過渡期ともいえるこの時代に生まれたことが、ijsを苦しませつつ中途半端に生きながらえさせていることも、否定はできない
自分のクローンを作り続けて永遠に生きようとする人というの、映画等でたまに見かけるのだが、オリジナルの自分が切れてしまう以上、それは不死とは言えないわねという感想を毎回抱いている。
人は遺伝的なものが同じというだけで同じだとijsは思えないということなのかもしれない。しかし、今のijsの苦を全て消し去ってしまいたいと思っていて、ただそれを消し去ったijsはijsと言えるのか、それは別の存在ではないか、という迷い、悩みが生じ、解決できない。
結局、汚された絵の具をひたすらマシにしようと混ぜ続けるしかない。生きている事実がある以上、その呪縛からは逃れられない。
これを踏まえて、ijsの現状としては、過去のつらい出来事を記憶から消し去ることを諦めつつ、現在・未来のポジティブな出来事を作り出し書き込んでいくことで、過去のソレを引き出すきっかけを削って取り繕うといういう策が打てる最善になる。
そして、リアルのijs(ijsと名乗らない)を救済するために、バーチャルなijsを持ち合わせてそれを以て埋めていく、ということになる
ただ、これにVRを用いだすと、バーチャル側に引きずられてリアルの人格がぐちゃぐちゃになるという噂を聞いたもので、震えてる
思考の /dev/null
ただ現状は、リアルに苦しめられるリアルのijsが消えれば、バーチャルな存在になることで自由を得ようとしたijsも消える。だから逆にそこで迷いが生じなくてよかったんだと思う。