今回のシーサイドライン事故も、当初この湘南モノレール事故 ( JTSB: RA2009-6-1 https://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-acci/RA2009-6-1.pdf ) と似たようなもんじゃないかと疑ってたんだけど、どうも車止めまでの短距離でかなり全力加速したっぽいということが後から分かってきて、5両内に3ユニットあるVVVF装置が全部逆回転方向に暴走して止まらない異常挙動を起こすとかさすがに無いやろ…という感じで同じ原因の可能性が枝刈りされてしまったところ。
このセンが消えちゃうといよいよATO/TIC装置か、車両間バスがポンコツだったとかいう、みんなが恐れる原因の可能性が増えてきて、これガチでヤバいんじゃないかな…っていうのが今の展開。
直流モーター時代ならとっても保守的な設計でよかったし、逆にそのせいでリレーが固着したか何かでニュートラムの事故が起こったわけだけど…
その後、
・交流モーター採用(VVVF制御)とかになってモーターの駆動が全部無接点化&ソフトウェア化
・ATO/TIC装置もだいぶ小型化・ソフトウェア化
・各先頭車のTIC装置(中央演算装置)と各車制御用の端末装置間も、昔みたいな1ノッチ電線1本とかじゃなく、規格化されたフィールドバス上にコマンド入ったパケット飛ばして通信
なんて感じのぜんっぜん保守的じゃない設計にがらっと変わってしまった。
このせいで起きたのが湘南モノレール暴走事故で、アースしてない未使用信号線からノイズが混入して、それを異常なコマンドと解釈してしまい、VVVF制御ユニットが力行状態のままリセットかからなくなったというトンデモ案件だった。
I'm cat.
mstdn.nere9.help が障害のときは @ejo090 を殴ってください
postしてないアカウントはfollow外します